圧倒的すぎるタレント力

ワールドカップ・カタール大会開幕が近づいているが、今大会No.1の攻撃力を誇るチームはどこになるのか。単純なタレント力だけで見るなら、やはりずば抜けているのはブラジル代表とフランス代表だろう。

英『GIVE ME SPORT』はランキング形式で『W杯出場国攻撃力ランキングTOP10』なるものを作成しているが、5位にはポルトガル代表、4位アルゼンチン代表、3位イングランド代表、2位フランス代表、そして1位にブラジル代表を選んでいる。TOP5の顔ぶれに疑問はあるかもしれないが、2位と1位の結果には世界のサッカーファンが納得するだろう。

前回王者フランスにはキリアン・ムバッペ、カリム・ベンゼマ、アントワーヌ・グリーズマン、ウスマン・デンベレ、クリストファー・エンクンク、オリヴィエ・ジルーなど様々なタイプのアタッカーが揃っている。

それをも上回る攻撃陣と評価されたブラジルは、選手たちがクラブで軒並み好調を維持しているのが強みだ。パリ・サンジェルマンでムバッペ以上のスタートを切るネイマール、レアル・マドリードで主力の座を掴んだヴィニシウス・ジュニオール、成長著しいロドリゴ・ゴエス、アーセナルで主役となったガブリエウ・ジェズス、トッテナムでポジションを確保しようとしているリシャルリソン。

他にも今夏バルセロナにステップアップしたハフィーニャ、マンチェスター・ユナイテッドへ向かったアントニー、ブラジル代表では常に高い評価を得てきたルーカス・パケタなど、2チーム分は作れほどの選手層がある。ブラジルには日韓大会以来となる20年ぶりのワールドカップ制覇が期待されており、この攻撃陣なら不可能ではない。

ちなみに、日本代表がグループステージで対戦するドイツ代表は6位、スペイン代表は8位にランクインしている。出場国の中でトップ10に入っている2チームの攻撃陣を抑える必要があり、日本の守備陣がどこまで耐えられるかも楽しみだ。