現地時間9月24日、UEFAネイションズリーグのリーグA、グループ2第5節が行なわれ、スペイン代表はスイス代表に1-2で敗れた。

 スイスの堅守に苦しんだ戦いぶりに、スペインのルイス・エンリケ監督は試合後の記者会見で落胆を隠せなかった。「負けることは常に気持ちが良いことではない。だが、我々に最初から多くの困難をもたらしたスイスを称賛すべきだ」と語った。欧州スポーツチャンネル『beIN SPORTS』が伝えた。
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「前半は私が監督を務めてきたなかで最悪の出来だった。後半は良くなったし、最後まで頑張った。重要な試合は次のポルトガル戦だ。勝つためにブラガに向かうよ」

 記者からは「2か月後のカタール・ワールドカップについて不安はないのか?」という質問が飛んだ。スペインは日本と同じグループEに配され、ドイツ、コスタリカと対戦する。記者からの懸念に対し、エンリケ監督はこのように述べた。

「今のチーム状態に疑いはない。もちろん、連勝してカタールに行くほうが良いのは間違いないが、私はチームに全幅の信頼を置いている。前半は今まで以上に精度が低い選手が多かったが、相手は良い選手だったし、自分たちのプレーも分かっている。

 だが、すべてがいつもうまくいくわけではない。調子が悪い日もある。ポルトガル戦に勝利すれば、ワールドカップに出場するためにも完璧な準備となるだろう。ここまで3回引き分けているし、今度は勝つために行く」

 最終節のポルトガル戦は27日に行なわれる。勝敗はもちろん、チームのパフォーマンスにも注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部