若い実力のある選手が揃う

日本代表が27日に対戦することになるエクアドル代表。W杯の出場は2014年のブラジル大会以来となる。

ワールドカップ・カタール大会の南米予選ではブラジル、アルゼンチン、ウルグアイに続く4位で本戦の切符を掴んだ。アルゼンチンやブラジル相手に1-1と南米予選では粘り強さを見せており、勝ち点を拾っている。

エクアドル代表で目立つのは日本代表と同じく若手の台頭だ。24日にサウジアラビア代表と親善試合を行っており、この際はFWゴンサロ・プラタ(21)、MFモイセス・カイセド(20)、MFアラン・フランコ(24)、DFペルビス・エストゥピニャン(24)、DFピエロ・インカピエ(20)、DFジャクソン・ポロソ(22)、DFアンヘロ・プレシアード(24)の7人が20代前半の選手であり、この数年でチームは大きく若返っている。

日本での知名度があるとすればプレミアリーグのブライトンで三笘薫と共闘するカイセドとエストゥピニャンか。両者ともにブライトンで起用されており、ロベルト・デ・ゼルビ新体制でもピッチに立つ回数は多いといえる。ブライトンでの存在感はそれほどないが、FWジェレミー・サルミエント(20)もエクアドル代表であり、すでに8試合に出場している。

気を付けるべきはカイセドだろう。豊富な運動量と高い守備力を持つ中盤戦士であり、今季ブライトンでリーグ全試合に出場して4位と健闘するチームを支えている。178cmとサイズのある選手ではないが、体が強く、プレミアの屈強な選手を相手にしても簡単に倒れない。推進力のあるドリブルで攻撃を活性化させることもでき、チェルシーがエンゴロ・カンテの後釜として狙っているとの話もある。

アメリカ代表を破り、エクアドル代表も倒して連勝で9月の代表ウィークを終えたい森保ジャパン。アメリカ戦ではハイプレス・ショートカウンターの戦術がハマっており、同様の作戦でエクアドル崩しを行うのだろうか。