サッカー日本代表のDF吉田麻也(34)は今年11月にFIFAワールドカップ・カタール大会を控える中、シャルケから中東クラブへの移籍で合意に達した可能性があるようだ。26日、カタール紙『アル・アラブ』が報じている。
吉田麻也は今年6月にサンプドリアを契約満了により退団すると、7月はじめにシャルケと1年契約を締結。移籍1年目から副キャプテンを任せられると、今季ここまでブンデスリーガ全試合でフル出場している。
またロシアW杯後にアイントラハト・フランクフルト所属MF長谷部誠(38)が代表引退して以降、キャプテンとして日本代表をけん引。カタールW杯や今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022のほぼ全試合で先発出場したほか、今月23日のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦でもフル出場していた。
そんな中『アル・アラブ』は「カタール1部アル・ラーヤンが日本代表選手である吉田麻也の移籍を完了させた」と報道。ただ記事内では、同選手の所属クラブが「プレミアリーグのサウサンプトン」と綴られているほか、合意内容については触れられていない。
またカタールをはじめ中東諸国における今夏の移籍期間はすでに終了している。そのため『アル・アラブ』の報道内容に沿うと、吉田麻也はカタールW杯後にシャルケからアル・ラーヤンへ移籍することになる。
なお今年7月にドイツメディア『WAZ』が報じたところによると、吉田麻也はシャルケ移籍決断の理由について「当時、UEFAチャンピオンズリーグでプレーしたい、これくらい大きなスタジアムでプレーしたいと思っていましたね。今、その夢が叶いました」とコメント。
Jリーグ復帰やトルコ・中東移籍の可能性があったことを認めた上で「でも僕の望んでいることではなかったですね。レベルの高いリーグ、素晴らしいスタジアムやサポーターのもとでプレーし続けることを望んでいました。シャルケには、すべての望みが実現する場所なんです」と語っていたという。