ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(7月27日放送)において、柴崎岳が、自身が考える独特なワールドカップでの戦い方を明かした。
【映像】無駄な議論はいらない
常に冷静でクレバーなプレーに、スペインで柔軟性を身に着け、さらに成長を遂げた柴崎。2020年カタールW杯での戦い方について、「プランを決めないで戦っていく」と意外な言葉を口にする。
その理由として、柴崎は「プラン通りに行くことはほぼないので、この国に引き分けて、この国に勝って、この国に負けてというのは無駄な議論だ」ときっぱり。「試合の流れで勝ちを目指すのが良ければ、そういう決断をすればいいし、状況的に引き分けがベストだなと感じたならそうすればいいと思う。そのときに考えればいいんじゃないかなって思う。瞬時に対応するだけ」と、ワールドカップでは臨機応変な戦い方が必要だと言及した。
コメンテーターで出演した元日本代表DF中田浩二氏は、柴崎について「(日本代表の)司令塔としてチームを引っ張っていってほしいし、ゴールに絡むプレーをどんどん出してほしい。(この4年間で)成長した姿をみたい」とエールを送った。
2度目のワールドカップ出場に挑む柴崎は、「ワールドカップは子どもたちの憧れの場所でもある。サッカー日本代表というものが日本という国にとって価値のあるものになっていければうれしい」と話し、カタールW杯は「サッカー選手としても自分のサッカー人生の中でも大きいポイントになる。(現役が)終わったときのハイライトになるようないい大会になれるように、やれることを毎日積み重ねて、その時々でベストを尽くしたい」と熱き想いを語った。
photo:徳丸篤史 Atsushi Tokumar