日本代表は9月27日、ドイツのデュッセルドルフ・アレーナで開催されたキリンチャレンジカップ2022でエクアドル代表と対戦。0-0のドローで試合を終えた。
森保ジャパンは、2-0で快勝した4日前のアメリカ戦からスタメン11人を総入れ替え。4-2-3-1は変わらず、GKはシュミット・ダニエル、4バックは右から山根視来、谷口彰悟、伊藤洋輝、長友佑都、ダブルボランチは柴崎岳と田中碧、2列目は右に堂安律、左に三笘薫、トップ下は南野拓実、ワントップは古橋亨梧という布陣となった。
激しい攻防となった一戦で、日本は徐々にチャンスを作り出し、40分には敵のミスを突いて、古橋亨梧が決定的なシュートを放つも相手GKの好セーブに阻まれる。後半にも南野、上田綺世、堂安らにチャンスが訪れるも、決めきれなかった。
守備では、守護神のシュミットが好セーブを連発。83分にはPKをストップし、敗戦の危機からチームを救った。
【動画】敗戦の危機を救う! 守護神シュミット・ダニエルの完璧なPKストップをチェック!
中国のポータルサイト『捜狐』は、「ゴールキーパーが輝き、日本が南米の強豪と引き分ける! 森保一監督が層の厚さを誇示、中国代表は羨ましい!」と題した記事を掲載。次のように綴っている。
「試合開始後、実力では明らかにエクアドルのほうが上だったが、試合を通して見れば、日本がわずかに優勢だった。両チームの攻撃陣の調子が悪く、何度も得点チャンスを逃し、90分間の激闘の末、ついに両陣営は0-0で握手を交わした」
記事は「日本代表の森保監督は試合前のインタビューで、スタメンをローテーションすると明言していたが、その言葉通り、ファンの目に映ったのは真新しいスタメンだった」と伝え、こう続けている。
「最強のラインナップを送り出せなくても、日本代表の先発メンバー11名の中には、南野、三笘(薫)、堂安などヨーロッパでプレーする選手がまだ残っている」
同メディアは、最後にこう締めくくっている。
「今回の日本代表は非常に競争力のある2通りのスタメンを送り出すことができた。これは中国代表が想像もできないほど贅沢であり、将来、我々の国内選手が海外へ出て行かなければ、中国サッカーが日本サッカーと競争するのは難しくなる」
中国のメディアは日本の層の厚さに驚嘆したようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部