レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英(21)は、27日開催のキリンチャレンジカップ・エクアドル戦で出番がなかった。その久保建英がFIFAワールドカップ・カタール大会におけるエクアドル代表の番狂わせを予想するとともに、エクアドル戦での収穫内容を語った。アルゼンチン紙『Ole』が同選手のコメントを伝えている。
日本代表は23日のアメリカ戦で2-0と勝利。この一戦では久保建英やアイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)ら攻撃陣が軒並み活躍していた。しかしエクアドル戦では前半から防戦一方の展開となり、ASモナコ所属FW南野拓実(27)やセルティック所属FW古橋享梧(27)らが不発に終わっている。
エクアドル戦を90分ベンチで戦況を見つめていた久保建英は試合後、南米メディアのインタビューに対応。エクアドル代表に対する評価を求められると「エクアドル代表はとてもパワフルな相手でした。球際に強く、チームとしてとてもオーガナイズされています。いい選手もたくさんいますね」
「カタールW杯出場に値するチームだと思いましたし、良い戦いをしています。カタールW杯では、かなり上まで勝ち進むと思いますよ」とコメント。エクアドル代表がカタールW杯本大会で番狂わせを起こす可能性があるとの見解を示している。
また同選手は、日本代表がカタールW杯グループリーグで対戦するドイツ代表、スペイン代表とエクアドル代表を比較。「(日本代表が対戦するドイツ代表やスペイン代表と)エクアドル代表はそこまで似ていませんが、エクアドル代表の方がスピードが速いですね。ドイツ代表やスペイン代表は、エクアドル代表よりポゼッションが高い印象です」
「戦い方やチームの特徴は違いますけど、ワールドカップのレベルを感じることができました」とプレースタイルの違いに触れた上で、エクアドル戦で収穫があったことを強調した。
なおエクアドル代表はカタールW杯グループリーグでカタール代表、オランダ代表、セネガル代表と対戦する。今年6月以降の親善試合5戦でわずか2ゴールと決定力不足を露呈しているが、それでも久保建英はエクアドル代表のレベルの高さを実感している。