サッカー日本代表は、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグでスペイン代表と対戦することが決定。明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)がスペイン代表の特徴を語るとともに、キープレーヤーを挙げている。
日本代表はカタールW杯グループリーグでドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と対戦。スペイン代表とは日本時間12月2日未明に激突する。
またスペイン代表は今月下旬、UEFAネーションズリーグでスイス代表に敗れたものの、ポルトガル代表には勝利。バルセロナ所属FWフェラン・トーレス(22)やMFペドリ(19)など将来有望なタレントを多く抱えている。
カタールW杯開幕まで2カ月を切る中、イニエスタは『OneFootball』の独占インタビューに対応。スペイン代表が優勝する可能性を問われると「スペイン代表は確かに若い選手が多いけど、彼らはすでに代表チームで重要な役割を担っている」と若手選手の台頭に言及。
その上で「若手選手にくわえて、セルヒオ・ブスケツやジョルディ・アルバといった経験豊富な選手もいる。(大舞台を何度も経験している)ベテランがいることは、とても大事なんだ」とコメント。バルセロナ在籍時のチームメイト2名がチームに必要不可欠な存在であると主張している。
そして同選手は「スペイン代表は完成されたチームだと思っているけど、今はカタールW杯のことについて話している。ワールドカップはとても厳しい大会だし、些細なことが勝負の行方を左右する可能性だってある。だけど、今のスペイン代表には優勝にむけて戦うための要素が備わっていると思うよ」とスペイン代表に優勝の可能性があるとの見解を示した。
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なお日本代表の森保一監督はW杯抽選会終了後のインタビューで「スペインの倒し方はイニエスタ選手にたずねますよ。日本にはスペイン人選手がたくさんいます」とコメント。EFEスペイン通信社が「イニエスタがスペインのような強豪国を倒すためのスパイになる」と報じていたが、それでもイニエスタ本人はあくまでもスペイン代表を優勝候補と捉えているようだ。