スコティッシュ・プレミアシップ第9節が10月1日に行われ、セルティックがマザーウェルをホームに迎えた。
開幕6試合を全勝で走っていたセルティックは、25得点1失点と圧倒的な強さを見せつけていた。しかし、9月18日に行われた第8節(第7節は延期)セント・ミレン戦でまさかの今季初黒星。以降はインターナショナルマッチウィークに入っていたため、リーグでは2試合ぶりの白星を狙う。セルティックに所属している旗手怜央、古橋亨梧、前田大然はスタメン出場。井手口陽介はメンバー外となっている。
試合は3分、前田が持ち前のスピードを活かして右サイドを突破。ボックス内に侵入してパスを繋ぎ、中央で待っていたジョタがシュートを狙うも、GKに防がれる。続く15分には再びセルティック。左サイドからのクロスボールにマット・オライリーが反応。ヘディングシュートはGKに弾かれたものの、こぼれ球を古橋が押し込んだ。古橋はこれで今季のスコティッシュ・プレミアシップ7得点目となっている。
オウンゴールで試合は振り出しに戻ったものの、後半に入ると今度は旗手が見せ場を作り出す。64分、セルティックは左コーナーキックを獲得。キッカーのジョタは時間をかけず、ペナルティエリア手前左寄りでフリーになっていた旗手を使う。パスを受けた旗手はDFに寄せられながらも、右足で強烈なミドルシュート。狙い澄ました一撃がゴール右に吸い込まれ、セルティックが逆転に成功した。旗手にとっては嬉しい今季初ゴールとなっている。
試合はこのままタイムアップ。今季初黒星を喫した後の試合でも転ぶことなく勝ち点「3」を積み上げ、セルティックはリーグ首位の座をキープしている。なお、前田は64分まで、古橋は80分まで、旗手は後半アディショナルタイムまでプレーした。
次節、セルティックはミッドウィークのチャンピオンズリーグ・ライプツィヒ戦を挟み、8日に敵地でセント・ジョンストンと対戦する。一方、マザーウェルは4日、第7節未消化分のロス・カウンティ戦に臨む予定だ。
【スコア】
セルティック 2-1 マザーウェル
【得点者】
1-0 15分 古橋亨梧(セルティック)
1-1 36分 ヨシプ・ユラノヴィッチ(OG/マザーウェル)
2-1 64分 旗手怜央(セルティック)