明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属FW大迫勇也(32)はFIFAワールドカップ・カタール大会出場を目指す中、先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で招集外に。カタールW杯日本代表落選の可能性が取りざたされる中、海外メディアが同選手の代表入りを予想している。

 大迫勇也は2014年のブラジルW杯と2018年のロシアW杯でプレーした過去を持つ実績豊富な大型ストライカー。カタールW杯アジア最終予選では10試合中8試合に先発出場して2ゴールをあげていた。

 しかしコンディション不良により今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022で招集外に。先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合でも代表メンバーから外れており、カタールW杯のメンバー入りは微妙とみられている。

 またイギリスメディア『Squawka』は先月24日、カタールW杯本大会に挑む日本代表選手26名を予想。負傷離脱中であるボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉(25)やVfLボーフム所属FW浅野拓磨(27)のメンバー入りを前提条件とした上で、大迫勇也やフォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧(23)らの落選を予想していた。

 そんな中インドメディア『Sportstar』は1日、日本代表に関する特集記事を掲載。日本代表の攻撃陣について「日本はベテラン選手と若手選手がうまく融合している。レアル・ソシエダ所属MF久保建英とモナコ所属FW南野拓実がチャンスを作り出し、大迫勇也が攻撃陣をリードしている。大迫勇也はヴィッセル神戸でアンドレス・イニエスタとともにプレーして、自身の攻撃力に磨きをかけている」と綴るなど、大迫勇也がカタールW杯に出場すると見解を示した。

 なお日本サッカー協会(JFA)は、11月1日にカタールW杯日本代表メンバー26名を発表することを明らかにしている。

 また元日本代表の福田正博氏は先月27日、キリンチャレンジカップ・エクアドル戦で解説を務めた際、「今回は30人招集されていますけど、大迫勇也、板倉滉、浅野拓磨を含めた33人から26人を選ぶことになりますからね」とコメント。大迫勇也にもカタールW杯代表メンバー入りの可能性があるとの認識を示していた。