フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属するアペルカンプ真大がブンデスリーガ2部の週間MVPに選出された。2ゴール1アシストの大活躍でチームの勝利に貢献し、堂々の選出となった。
■圧巻の2ゴール
ブンデスリーガ第10節、デュッセルドルフ対アルミニア・ビレーフェルトが10月1日に行われ、ホームのデュッセルドルフが4−1の勝利を収めた。デュッセルドルフでは日本代表MF田中碧やアペルカンプ真大がともにスタメン出場。一方、ビーレフェルトでは奥川雅也がスタメン出場を果たし、81分に交代となった。
先制ゴールが生まれたのは前半21分だった。ミハエル・カルボニックの左サイドからのクロスにアペルカンプがニアサイドに飛び込んで技ありのヒールフリック。これがゴールに吸い込まれて、デュッセルドルフが先制に成功した。
前半34分にPKで同点に追い付かれたデュッセルドルフだったが、後半開始早々に田中のゴールで再びリードとなる。右サイドでボールを受けたアペルカンプがクロスを供給すると、ゴール前に走り込んできた田中がボレーシュート。これが豪快に決まった。
後半21分にはアペルカンプが圧巻のループシュートで追加点。さらに後半31分にティム・オーバードルフのヘディングシュートが決まって、デュッセルドルフが4−1の勝利を収めた。
■ベストイレブン&MVP選出
ドイツメディア『キッカー』が第10節のベストイレブンにアペルカンプを選出した。さらに、アペルカンプに対して最高の「1(ドイツでは1が最高)」をつけ、週間MVPにも選出している。
寸評では「日本代表としてカタールW杯出場のチャンスをわずかながら引き寄せた」などと評価された。ドイツ人の父と日本人の母親を持つアペルカンプはUー17、Uー18日本代表を経験。さらにはUー21ドイツ代表にも招集された過去もある。
まだA代表は経験していないアペルカンプには日本代表もドイツ代表も資格がある。果たして、アペルカンプは日本代表を選択することになるのだろうか。