イングランド2部ハダースフィールド・タウン所属の日本代表DF中山雄太(25)が、FIFAワールドカップ・カタール大会の代表メンバー入りにむけて不安を抱えているようだ。5日、イギリス・ヨークシャーの地元メディア『ヨークシャーライブ』が伝えている。

 中山雄太は今年7月にハダースフィールド・タウンへ加入すると、8月中旬以降レギュラーに定着。センターバックや左サイドバックなどで起用されているが、チームの成績不振をうけて先月14日に監督交代が決まっていた。

 同選手は先月下旬、ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で日本代表に招集。23日のアメリカ戦で1アシストをマークし、カタールW杯代表メンバー入りへアピールしていた。

 また代表ウィーク明け初戦のイングランド2部第12節・レディング戦でも前半45分間プレーしたが、今月4日の第13節・ルートン・タウン戦で突如ベンチ外となっていた。

 マーク・フォザーリンガム新監督は中山雄太をベンチ外として理由について「中山雄太のフィジカルコンディションに問題はない。彼は素晴らしい選手であり、よくやってくれている。日本代表の活動で1週間チームから離れていたので、私のトレーニング方法に理解する必要がある。私のもとでのトレーニングには、まだ2日しか参加していない」とコメント。

 「スタメンを選ぶとき、私は選手たちがどのようにトレーニングしてきたかを重視する。戦術面よりも、どれだけトレーニングに励んだのか、デュエルで勝つための強い気持ちを持っているかということが大事だ」と起用方針も明かしている。

 ハダースフィールド・タウンは今月9日に第14節・ハル・シティ戦を控えている。監督交代による序列の変化も予想されるだけに、カタールW杯代表メンバーの選考に影響を与える可能性も考えられる。