レガネス所属MF柴崎岳(30)は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入りが予想されている。そんな柴崎岳はカタールW杯でのパフォーマンス次第では、来年1月に移籍する可能性があるようだ。
柴崎岳は2018年のロシアW杯や2019年のAFCアジアカップでプレー。カタールW杯アジア最終予選でも10試合中5試合に先発出場していたが、今年1月以降はフォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧(23)やスポルティングCP所属MF守田英正(27)らの台頭によりベンチに追いやられている。
それでも今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022でプレーすると、先月27日のキリンチャレンジカップ・エクアドル戦ではキャプテンマークを巻いて先発出場。スペイン国内の複数メディアは、同選手のカタールW杯出場が濃厚と報じている。
そんな中、スペインメディア『MDF』は「カタールW杯に参戦するスペイン2部クラブ所属の3選手」として柴崎岳、SDポンフェラディーナ所属のイラン代表GKアミル・アベドザデ(29)、CDルーゴ所属のコスタリカ代表GKパトリック・セケイラ(23)を列挙。
「柴崎岳はすでにロシアW杯の舞台を経験しているため、(カタールW杯は)2度目のワールドカップ出場となる。日本代表はグループリーグでスペイン代表、ドイツ代表、コスタリカ代表と対戦するため、3位で終えるだろう」と綴っている。
一方、柴崎岳は今季ここまでスペイン2部リーグで8試合中6試合に出場。レガネスの中盤に欠かせない主力選手として活躍している。またカタールW杯開催期間中もスペイン2部リーグ戦は実施されるため、レガネスのイマノール・イディアケス監督は同選手の一時離脱による影響を懸念している。
その点について『MDF』は「柴崎岳は日本代表戦と同じく、レガネスでも多くの出場機会を得ている。そのためレガネスにとっては非常にデリケートな損失となる」と言及。その上で「もしカタールW杯で彼が良いパフォーマンスを見せたら、彼を売却する場合の価値はかなり高まるだろう」と、今冬移籍の可能性があるとの見解を示している。
なお日本代表の森保一監督は、今週なかばにレガネスのクラブ施設を訪問。レガネスの日本語公式ツイッターアカウントに同監督の姿が投稿されると、SNSユーザーから柴崎岳招集の可能性について賛否両論が沸き起こっていた。