セルティック所属FW前田大然(24)は今月5日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節・RBライプツィヒ戦で先発出場。FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入りも期待される中、元スコットランド代表選手で解説者のポール・ランバート氏から絶賛されるとともに欠点も指摘された。

 前田大然は今季ここまでスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で8試合中6試合に先発出場し、すでに4アシストをマーク。先月6日のCLグループステージ第1節・レアル・マドリード戦でもスタメン出場するなど、ウイングでレギュラーに定着している。

 ただRBライプツィヒ戦では攻撃面で本来のパフォーマンスを発揮できず、75分に途中交代。シュートを1本も放てなかったほか、パスも8本しか通せなかった。

 英メディア『BTスポーツ』によるRBライプツィヒ戦中継に出演したランバート氏は「彼にはかなりエネルギーがあり、スプリントを繰り返す。選手にこれだけ走らせるのは難しいだけに、この走る能力は彼自身とチームの証しだ」と前田大然を絶賛。ただ一方で「テクニックで素晴らしいとは思わない」とも語っている。

 なお前田大然は先月、ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で日本代表メンバー入り。ヴィッセル神戸所属FW大迫勇也(32)やVfLボーフム所属FW浅野拓磨(27)が不在の中、23日のアメリカ戦では持ち味のスプリント能力により相手守備陣にプレッシャーをかけるなど、存在感を発揮していた。

 ただ一部の日本サッカーファンやセルティックサポーターからは、以前から前田大然の決定力不足を指摘する声が上がっている。カタールW杯の代表メンバー入りが期待される中、同選手はRBライプツィヒ戦でも自身の弱点を露呈している。