日本代表MF田中碧が、デュッセルドルフの同僚を日本代表に推薦した。ドイツ『ビルト』が伝えた。

【動画】これが田中碧も称賛するアペルカンプ真大の実力!

カタール・ワールドカップ(W杯)に向けたアジア最終予選で本格的に日本代表に招集されると、[4-1-4-1(4-3-3)]のシステムにフィット。崖っぷちのオーストラリア代表戦ではいきなりゴールを決める活躍を見せると、信頼を得てその後の最終予選で起用され続け、W杯の切符獲得に大きく貢献した。

東京五輪世代として注目され、デュッセルドルフへと移籍。2年目の今シーズンも2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で9試合に出場し1ゴール1アシストを記録している。

W杯まで残り1カ月ちょっと。ケガをしなければ、メンバー入りはほぼ確実と見られている田中だが、チームメイトを日本代表に推薦した。

それはMFアペルカンプ真大(21)。日本にルーツを持ちながら、U-21ドイツ代表に招集される実力の持ち主。しかし、本人は日本代表入りを望んでいることを語っている。

「僕はそれを隠したことは一度もありません。日本のためにプレーしたいです。しばらく様子を見たいと思います。ただ、現実的に考えれば、W杯のメンバーの中心は揃っています」

U-17、U-18の日本代表でもプレー経験のあるアペルカンプ真大。その才能はドイツでも認められている。

今シーズンは2.ブンデスリーガで10試合に出場し3ゴール4アシストを記録。1日のアルミニア・ビーレフェルト戦では、田中と揃ってゴールを決め、その田中のゴールをアシストしていた。

攻撃的なポジションでプレーするアペルカンプ真大だが、田中は日本代表に推薦。W杯は難しいかもしれないが、将来的には一緒にプレーしたいと望み、森保一監督に聞かれれば推薦したいと語った。

「カタールで真大と一緒にプレーしたいです。彼とはとても仲が良いので、僕にとっても良いことです」

「監督に聞かれたら、真大は素晴らしい選手だと答えるでしょう。でも彼はまだ若いし、簡単にはいかないと思います」

チームメイトとしても仲の良い2人。良さを知るだけに、日本代表でもプレーできるレベルだと感じているところだろう。ただ、どうしても守りたいこともあるようで、そのことを明かした。

「でも、真大が来ても1人部屋は守りたいですね」

残り1カ月。ここで招集されればビッグサプライズとなるが、将来的に日本代表でもプレーできることを期待したいところだ。

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