パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールが、今季の好調ぶりをコメント。カタール・ワールドカップ(W杯)への意気込みも語った。クラブ公式サイトが伝えた。

2017年8月にバルセロナから加入したネイマール。今夏はいつになく退団の噂が浮上。また、フランス代表FWキリアン・ムバッペとの不仲も噂されるなど騒がしいオフとなった。

オフにはブラジル代表として来日し日本代表と対戦。また、ジャパンツアーにも帯同しプレーを続けると、シーズン開幕後は好調を維持。ここまで13試合で11ゴール9アシストを記録している。

そのネイマールは好スタートを切った今シーズンについて言及。自身も手応えを感じているとし、今までよりも完成度の高い選手になったと自賛した。

「新しいネイマールはいない。物事はちょうどうまくいったということだ。加入して最初の2、3年と同じように、とても良いシーズンスタートを切った」

「僕はとても幸せだ。ゴール、アシスト、チームのためにできる限りのことをして、シーズンをうまくスタートできたことが本当に嬉しい。素晴らしいシーズンを過ごして、このような形で最後まで続けられることを願っている」

「今は守備も、攻撃も、得点も、アシストも、やりたいことがなんでもできるので、より完成度の高い選手になったと感じている。今は前よりもずっと完成度が高い」

リーグ・アンでは9試合で8ゴール7アシストという驚異的な数字を残しており、チームの無敗に貢献している。

目立ったケガもなく、コンディションも良い状態に。周囲との連係も高まっており、チームとしての完成度も高まりつつある。

その中で、クラブの悲願でもあるチャンピオンズリーグ(CL)についても言及。とても難しい大会だとしながらも、その難しさを感じながら決勝までいくべきだとした。

「チャンピオンズリーグはとても難しい大会だよ。素晴らしい選手、素晴らしいチームがいて、試合の中でも苦しまなければならない瞬間があるのは知っている」

「だから、勝つためにはチームは苦しみ方を知り、苦しみかたを学び、失点しないように、相手にスペースを与えないようにしなければいけない」

「でも、これだけレベルの高い大会では、試合中に苦しむのは当たり前だと思う。だから、今のままで良い。そうやって、決勝に備えるんだ」

ネイマールの悲願でもあり、PSGの悲願でもあるCL。そして、来月にはカタール・ワールドカップ(W杯)が開幕。ブラジル代表として結果を残したいと常に語ってきたネイマールは、PSGと共に、ブラジル代表でも結果を残すと意欲を語った。

「パリ・サンジェルマンでもブラジル代表でも、良いシーズンのスタートを切ることができ、とても嬉しく思っている。両方のチームで勝つこと、パリでもブラジルでも全部勝つことが、今年の目標だ」

「ワールドカップも控えているし、その難しさはわかっている。でも、僕にとってはここで優勝するという大きな夢がある」