アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地（26）は、すでに契約延長オファーを提示されたとみられている。しかしここにきてFIFAワールドカップ・カタール大会終了後にラ・リーガ所属クラブへ移籍する可能性があるようだ。7日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が伝えている。

　鎌田大地の去就については、今年8月末にベンフィカ移籍の可能性が取りざたされたものの、フランクフルトのオリバー・グラスナー監督との話し合いの末に残留。またトッテナム・ホットスパーやエバートンからの関心が伝えられる中、今月はじめに英メディア『スカイスポーツ』が「フランクフルトが2025年6月までの2年契約延長を打診。チーム内最高額となる年俸を提示した」と報じていた。

　くわえてフランクフルトのマルクス・クレシェSD（スポーツディレクター）はドイツ誌『ビルト』のインタビューで「我々は鎌田大地に（契約延長の）オファーを提示した。彼に対しては、今後も一緒に仕事を続けたいと言っているし、将来的に重要な役割を担うと考えている。今は返事を待っているところだ」とコメント。契約延長打診報道が事実だと認めた上で、今冬放出に応じない姿勢を見せていた。

　そんな中『カルチョメルカート』の報道によると、ビジャレアルが来年1月での鎌田大地獲得を狙っているとのこと。ビジャレアルはすでに選手サイド、フランクフルト幹部いずれかに対してコンタクトをとっているが、具体的な動きについては報じられていない。

　鎌田大地は今季もここまでブンデスリーガ7試合の出場で4ゴール3アシストをマークするなど、攻撃陣の中心選手として活躍している。フランクフルトとの契約期間が来年6月までであるだけに、依然として去就不透明とみられている。