VfLボーフム所属の日本代表FW浅野拓磨(27)は負傷によりFIFAワールドカップ・カタール大会出場が危ぶまれる中、ジェノア移籍が噂されている。ただイタリアメディア『フットボールニュース24』は7日、同選手の移籍実現へのハードルが高いとの見解を示した。

 浅野拓磨は昨年6月、セルビア1部の強豪パルチザンと契約解除してVfLボーフムへ加入。移籍1年目の2021/22シーズンにブンデスリーガ34試合中20試合に出場して3ゴール4アシストと結果を残すと、今季もウイングでレギュラーを確保。リーグ戦開幕から5試合つづけて先発出場していたが、先月10日のブンデスリーガ第6節・シャルケ戦で膝を負傷している。

 そんな浅野拓磨の去就については、セリエB(イタリア2部)ジェノアからの関心をイタリアメディア『Primocanale』が今月3日に報道。同選手とVfLボーフムの契約期間が2024年6月までであることにも触れていた。

 『フットボールニュース24』は「ジェノアが補強を画策。オットリーニSD(スポーツディレクター)が浅野拓磨に注目」と見出しをうち、同選手獲得の可能性について特集。

 「オットリーニSDはすでに来夏の移籍ウィンドウの獲得候補を評価するために動いている」とジェノア幹部の動向を伝えた上で「ジェノアは浅野拓磨をターゲットにしているようだ。ただジェノアがセリエAに昇格した場合のみ、獲得実現の可能性がある」と綴っている。

 なおジェノアは今季ここまでリーグ戦8試合を終えて、4勝3分1敗。暫定3位につけており、首位レッジーナと勝ち点で並んでいる。セリエB上位2クラブのみにセリエA自動昇格となるだけに、ジェノアの今後の戦いぶりに注目が集まる。