ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。ABEMAで全64試合が無料生中継されることを記念した番組『FIFA ワールドカップ歴代ベストゴールSP』(ABEMAで配信中)で、元日本代表MF中田浩二氏が、記憶に残る歴代ワールドカップスーパーゴールベスト3を挙げた。

【映像】胸トラップ→左足のドライブシュート

2002年・日韓大会、06年・ドイツ大会の2大会に出場し、ベスト16入りした日韓大会では、トルシエジャパンが掲げたフラットスリー(3-4-1-2システム)の要として4試合すべてに出場した経験がある中田氏が選ぶ第1位は、14年ブラジル大会コロンビア代表ハメス・ロドリゲスの衝撃ボレーだ。

ブラジル大会ベスト16戦、コロンビア対ウルグアイの前半28分、相手のクリアボールを味方がヘディングではね返したボールはハメスの元へ。ハメスは一度相手ゴールの位置を目で確認したあと、胸トラップから流れるような動きで左足ボレー。20メートル先のクロスバーを叩いてネットを揺らした。ワールドカップ初出場で6得点を挙げゴールデンブーツ(得点王)に輝いたハメスは、大会のベストイレブンにも選出されている。

中田氏は「(夜中に見ていて)目が覚めたというか、胸トラップから左足のボレーまで距離があったなかで本当に素晴らしい」とハメスのトラップ技術を絶賛する。

「トラップする前もしっかりとGKの位置も確認していますし、トラップしてから蹴るボレーも、タテに蹴っているからドライブシュート気味だと思うのですけれど、そのゴールを見てやっぱり真似しますよね。胸トラップも肩でうまく止めて転がしながらダイレクトで打っていた」(中田氏)

プレーを真似した中田氏を「できはしませんでしたけど(笑)」と脱帽させるほど、世界中を驚愕させたスーパーゴールだった。