実戦復帰はできるのか

9月にボルシアMGでのトレーニング中、左膝内側靭帯の部分断裂の怪我を負った板倉滉。手術は行っていないものの、長期での離脱が予想されてワールドカップ出場も厳しいかもしれないと思われていた。

そんな板倉の状況についてボルシアMGのダニエル・ファルケ監督は、「予定通りに進んでいる」とコメント。続けて「順調な経過を辿ってきているよ」と日本代表DFの現状について明かしている。

またトレーニング場でのランニングを行うことも始まっており、負傷から1ヵ月を経過した段階だが、徐々にピッチに戻るための準備を進めていくことだろう。それでも指揮官は「まだこれから数週間は、離脱を余儀なくされることにはなる」と慎重な構えを示した。

当初はワールドカップ期間の中断までは復帰はできないとクラブ公式が発表するなど、ワールドカップ出場も危ぶまれる展開だったが、1ヵ月を切った日本代へのメンバー発表にも期待がかかる。吉田麻也、冨安健洋、伊藤洋輝らセンターバックの主力はいるものの、ドイツ代表とも対戦するW杯において、ブンデスリーガで主力として活躍する男の存在は重要だ。

ドイツで高いポテンシャルを発揮し続ける板倉。本戦に向けて彼が実戦復帰することができるだろうか。