ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の日本代表MF三笘薫（25）は、リバプール戦やトッテナム・ホットスパー戦で好パフォーマンスを発揮。ただプレミアリーグで依然としてスタメン出場がない。そんな中、同選手がクラブ公式チャンネルのインタビューで自身の目標やロベルト・デ・ゼルビ新監督の印象を語った。

　三笘薫は今年7月、ロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズ（ユニオンSG）でのレンタル期間を終えてブライトンに復帰。グレアム・ポッター前監督やデ・ゼルビ現監督のもとスーパーサブとしての役割を任せられている。

　また今月1日のプレミアリーグ第9節・リバプール戦ではイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド（23）を相手にドリブル突破したほか、同点ゴールをアシスト。さらに8日の第10節・トッテナム戦でも持ち前のドリブル突破やパスワークでチャンスを演出。チームは敗れたものの、同選手はイギリス・ブライトンアンドホープの地元メディア『サセックスワールド』からチーム内最高評価を受けていた。

　そんな三笘薫は、スーパーサブとしての地位を確立していることについて「自分の役割は分かっていますし、その役割を果たすことに喜びを感じています。プレミアリーグでプレーするのはとても楽しいですし、成長を実感しています」とプレミアリーグでの充実感とあわせてコメント。

　その上で「ベンチから出ることで試合の流れを変えることができるのは素晴らしいことですが、スタメンに入りたいという気持ちはつねに持っていますね。チームも今絶好調なので、この状態を維持できるようにベストを尽くしたいです」と、あくまでもレギュラー定着にこだわる姿勢を覗かせている。

　また同選手は「デ・ゼルビ監督と会って、すぐに素晴らしい監督だと思いました。監督はとても明るいですし、つねにチーム全体の雰囲気を考えてくれていると思います。それにとても戦術面にこだわっているので、（監督の思い描く）戦術に基づいたトレーニングも多く行っています」と新指揮官についても言及。

　「この先どんなプレーを展開するのか、個人的にも楽しみですし、自分も新しいやり方にしっかり慣れてデ・ゼルビ監督のプランの一部になりたいと思っています」と今後の目標を語った。

　ブライトンは今月15日にブレントフォード戦に臨むほか、19日にはノッティンガム・フォレスト戦を控えている。現地メディアからも三笘薫のスタメン出場待望論が沸き起こる中、デ・ゼルビ監督の起用法に注目が集まる。