サッカー日本代表の清水エスパルス所属GK権田修一(33)は今月8日、明治安田生命J1リーグ第32節・川崎フロンターレ戦で負傷退場。権田修一にくわえてシント=トロイデンVV(STVV)所属のGKシュミット・ダニエル(30)も負傷するなど、日本代表がFIFAワールドカップ・カタール大会にむけて不安を抱えている。

 シュミット・ダニエルはSTVVで正守護神を務める中、今年1月以降はカタールW杯アジア最終予選全試合でベンチ入り。6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022で2試合にフル出場したほか、先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップでも権田修一の負傷をうけて2試合いずれもピッチに立っていた。

 しかしベルギー紙『Het Belang van Limburg』の報道によると、同選手は筋肉損傷にもかかわらず今月8日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第11節・アントワープ戦でフル出場していたとのこと。15日の第12節・シャルルロワSC戦欠場の可能性があるという。

 また『Het Belang van Limburg』は「シュミット・ダニエルにとって、今回の怪我は不都合だ。彼はカタールW杯出場を強く望んでいる」とカタールW杯日本代表メンバー入りへの影響にも言及。「シュミット・ダニエルは現在、日本代表で11試合に出場。先月の2試合では、自身の能力を発揮できた」と綴っている。

 一方の権田修一は、先月23日のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦で背中を強打し途中交代。エクアドル戦前に日本代表チームから途中離脱していた。また今月8日の川崎フロンターレ戦では、前半41分に日本代表DF谷口彰悟(31)とのコンタクトプレーで腰を負傷。ハーフタイムでの交代を余儀なくされている。

 なお日本サッカー協会は11月1日にカタールW杯の日本代表メンバー26名を公式発表する。本大会開幕まで1カ月となる中、日本代表ゴールキーパー陣の状態が心配される。