ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が、これまでの戦いについて語った。クラブ公式サイトが伝えた。
【動画】トッテナム守備陣に突っ込みドリブル突破する三笘薫
三笘は川崎フロンターレの下部組織で育ち、筑波大学から2020年2月に川崎Fに入団。プロ入りを果たした。
プロ1年目から圧倒的な活躍を見せ、J1で新人最多タイとなる13得点を記録。ベストイレブンにも選ばれると、2年目も躍動。東京オリンピックにも出場しゴールを決めるなど活躍すると、2021年8月にプロ入りから1年半でヨーロッパへの挑戦権を手にした。
ブライトンへと完全移籍した三笘だったが、ビザの関係でロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへとレンタル移籍。ベルギーでヨーロッパでのキャリアをスタートさせると、ここでも躍動。左ウイングバックという新たなポジションでプレーし、公式戦通算29試合で8ゴール4アシストを記録した。
今シーズンからブライトンへと戻り、プレミアリーグデビュー。これまで6試合プレーし、欠場したのは2試合のみ。ただ、全てベンチスタートとなり、出場時間も30分に満たない状況だ。
スーパーサブという川崎F、サン=ジロワーズでも加入当初に任された役割をブライトンでも得ている三笘。ゴールやアシストはないものの、持ち前のドリブルスキルを見せつけ、ファンからも認められている。
三笘は、現状についてコメント。自分の役割を理解しているとし、先発を目指しながらも、今の成長や役割には満足しているとした。
「僕は自分の役割を知っています。それを果たすことに喜びがあります」
「しかし、僕は常に先発メンバーになりたいという願望を持っています。チームも今はとても調子が良いので、それをキープできるように頑張りたいです」
「これまでプレミアリーグでプレーするのはとても楽しかったです。選手としての自分自身の成長を感じており、とても満足しています」
「ブライトンでプレーしたいという僕の願いが叶ったことも嬉しく思います。ベンチから試合の流れを変えることができるのは、確かに素晴らしいことです」
また、グレアム・ポッター監督がチェルシーに引き抜かれる形で退団。加入から短い期間で指揮官交代となり、ロベルト・デ・ゼルビ監督の下でプレーしている。
サッスオーロやシャフタール・ドネツクなどで指揮を執り、戦術家として知られるデ・ゼルビ監督だが、三笘は良い印象を持っているとコメント。トレーニングも楽しいとし、監督のプランに入っていきたいとした。
「彼に会ってすぐに、彼が素晴らしい人間であることはわかりました。とても明るく、チーム全体の雰囲気を常に考えていると思います」
「とても戦力的でもあるので、戦略ベースのトレーニングがたくさんあります。ビルドアップのプレーなどは、彼が強調していることの良い例です」
「個人的には、次にどんなタイプのプレーを展開するのかを見るのが楽しみですし、適応できるようにして、彼のプランにも入っていきたいと思います」
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