森保一監督率いるサッカー日本代表は、FIFAワールドカップ・カタール大会でドイツ代表やスペイン代表、コスタリカ代表と対戦する。その日本代表について、メキシコ紙『エル・ウニベルサル』電子版が分析。アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)らを警戒すべき選手として紹介した。

 日本代表は今年6月にパラグアイ代表、ブラジル代表、ガーナ代表、チュニジア代表と対戦。先月にはドイツでキリンチャレンジカップ2022を開催。アメリカ代表相手に2-0と勝利したほか、エクアドル戦では前半から防戦一方の展開となる中でも0-0で終えている。

 そんな日本代表についてはW杯優勝の実績を持つスペイン代表やドイツ代表とグループリーグで対戦することもあり、ベスト16入りが厳しいという声が国内外で上がっている。

 『エル・ウニベルサル』は「スペイン代表とドイツ代表のグループリーグでサプライズを狙う日本代表」と見出しをうち、日本代表の特徴を分析。代表メンバーについて「傑出した選手はいないが、危険で挑戦的なチームにしている選手はいる」と前置きした上で「アイントラハト・フランクフルト所属の鎌田大地は多才なミッドフィルダーで、日本代表で最も優れた選手のひとりだ」

 「レアル・ソシエダでプレーする若き有望株の久保建英は、かなりの危険性をはらんだウインガーであり、一時はリオネル・メッシと比較されるほどだった」と言及。鎌田大地と久保建英の2選手に注目している。

 また森保一監督の戦術については「最近になって『4-2-3-1』のフォーメーションを採用している。鎌田大地や南野拓実がトップ下でプレーし、三笘薫や久保建英への配給役となるなど、中盤に焦点を当てている」と分析している。

 なお日本代表は11月1日にカタールW杯へ臨む26選手が正式決定するほか、W杯開幕直前の11月17日にはカナダ代表との強化試合に挑む。所属クラブで好調を維持している鎌田大地や久保建英への警戒感がさらに強まっていると考えられる。