プレミアリーグのチェルシーに所属するフランス代表MFエヌゴロ・カンテが、11月20日に開幕するカタール・ワールドカップに参加できない可能性が高まった。米スポーツチャンネル『ESPN』などが報じている。

 カンテは8月のトッテナム戦(2-2)で、84分に負傷交代。痛めたのはハムストリングのようで、現在までも戦列に復帰できていない。

『ESPN』は、「カンテの負傷は治療までに3か月の離脱を余儀なくされ、カタール・ワールドカップへの参加はほぼ見込めない。我々の調べによれば、欠場することになるだろう。2018年に優勝したフランス代表チームにおける彼の役割を考えると、ディディエ・デシャン監督にとってはとんでもない痛手だ」と記す。
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 ちなみに、14日のアストン・ヴィラ戦に向けた前日会見で、チェルシーのグレアム・ポッター監督がカンテに言及。「今週末にコンサルタントの診察を受ける予定だ。だが、それ以外のことは現段階では言えない」と明言を避けた。

 さらに『ESPN』は「ポール・ポグパの回復状況にも冷や汗をかいているデシャンは、今頃本当に頭を抱えているかもしれない」とも綴っている。

 カタールW杯はディフェンディング・チャンピオンとして臨むフランス代表。しかし、4年前の優勝に貢献したカンテ、ポグパが欠場となれば、難しい戦いを強いられることになるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部