【プレミアリーグ】ブレントフォード2-0ブライトン(日本時間10月15日/ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム)
火種は選手が相手チームの監督を突き飛ばしたことだった。あまりの愚行に、ベンチを飛び出して怒りをあらわにする者、味方を守るために加勢する者。一気にヒートアップした両チームの選手、監督、スタッフが入り乱れ、スタジアムが盛り上がる一幕があった。
プレミアリーグ第11節のブレントフォードvsブライトンは、お互いにハイプレスを仕掛け合う見応えある試合展開となった。しかし27分にブレントフォードが先制したことで一転。今度はピッチのあらゆる場所で局地的な肉弾戦が繰り広げられる展開になっていた。
すると43分にアクシデントが発生する。ベンチ前でブレントフォードのDFヘンリーとブライトンのエクアドル代表・カイセドが、ボールを奪い合いながら両者共に転倒。ボールがピッチ外に転がると、これを拾おうとしたオランダ代表・フェルトマンが、ブレントフォードのフランク監督と衝突したことをきっかけに両軍が一気にヒートアップした。
フランク監督は、ボールを拾おうとしたフェルトマンをブロック。お互いが揉み合いになっているところに、デ・ゼルビ監督もテクニカルエリアを出て応戦。2人が口論を始めると、そこへ、ベンチ入りしていたブレントフォードの選手たちが一気に飛び出して、両チーム共に入り乱れる乱闘騒ぎに発展した。
最終的には両監督にイエローカードが出され、互いに握手を交わしてその場は収束。ABEMA解説・松原良香が「観客が盛り上がるところは、一対一などのデュエルの部分。バチバチやるところが盛り上がる。ファンやサポーターも求めている、サッカーの醍醐味」と語ったように、“これぞプレミア”といったシーンにスタジアムも大盛り上がりだった。
その後も両チームが激しいぶつかり合いを繰り広げた一戦は、後半に追加点を奪ったブレントフォードが2-0で勝利。なお、ブライトンの日本代表・三笘薫は、後半開始から右サイドで出場。今季最長となる出場機会を得ると、終盤には左サイドに入り見せ場を作った。(ABEMA/プレミアリーグ)