セルティック所属の日本代表FW前田大然(24)は11日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節・RBライプツィヒ戦で無得点。前田大然の決定力不足が批判の対象となる中、元セルティック所属選手が同選手を戦犯扱いした。16日、英メディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。
前田大然は先月ドイツ開催の日本代表戦2試合を終えた後、低調なパフォーマンスを露呈。RBライプツィヒ戦でも先発出場したが決定機を外すなど攻撃面での貢献度はほとんどなく、80分で途中交代となっていた。またセルティックはRBライプツィヒ戦で0-2と敗れて1分3敗となると、グループステージ敗退が決定。サポーターや現地メディアは、日本代表FW古橋享梧(27)や前田大然ら攻撃陣の決定力不足をグループステージ敗退の要因に挙げている。
そんな前田大然は15日のスコットランド1部リーグ・ハイバーニアン戦で途中出場すると、89分に今季2ゴール目をマーク。復調のきっかけをつかんでいる。
ただセルティックOBのフランク・マカヴェニー氏は『フットボール・インサイダー』のインタビューに応じた際、古巣クラブのCLグループステージ敗退について「(UEFAチャンピオンズリーグで)ゴールを奪えないのは、ひとりの選手だけの問題ではない」
「セルティックは相手がクリアしたところでボールを奪い、たくさんチャンスを作った。だがチャンスをことごとく逃したのが信じられなかったんだ」と、攻撃陣のクオリティ不足を指摘。
「古橋享梧やリエル・アバタらもチャンスを逃している。だが、前田大然は何度もシュートを外しているし、一番の戦犯だ」と前田大然を名指しで批判している。
そしてマカヴェニー氏は「(RBライプツィヒ)のティモ・ヴェルナーはイングランドで結果を残せなかった。だが(セルティック戦で)突然ゴールを決めてきた」と、セルティック戦で1ゴール1アシストと結果を残したドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(26)を比較対象に挙げた。
セルティックは今月25日にCLグループステージ第5節・シャフタール・ドネツク戦を控えている。グループステージ敗退が決まっているが、前田大然や古橋享梧らには欧州の舞台で爪痕を残すことが期待される。