森保一監督率いる日本代表は23日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ初戦でドイツ代表相手に2-1と勝利。FW前田大然(セルティック)も先発出場でチームの勝利に貢献していた。そんな中、セルティックOBクリス・サットン氏によるスコア予想が的中。同氏はセルティック所属FW古橋亨梧とMF旗手怜央のカタールW杯日本代表メンバー落選にも言及している。

 英国放送協会『BBC』の評論家であるサットン氏は試合前、日本代表が2-1で勝利すると予想。BBC公式サイトを通じて「おそらく多くの人々は、ドイツ代表がスペイン代表とともにベスト16入りを果たすと予想しているだろう。だが日本代表を過小評価してはいけない」と持論を展開。NHKもドイツ戦中継前に同氏のスコア予想を紹介していた。

 すると日本代表は前半こそ苦戦を強いられたものの、75分に途中出場のMF堂安律(SCフライブルク)が同点ゴールをマーク。83分にはFW浅野拓磨(VfLボーフム)が相手ディフェンダーとの競り合いながらもペナルティエリア右隅で角度のない位置から強烈なシュートを放ちゴールネットを揺らした。 

 そして後半アディショナルタイムにかけてドイツ代表の猛攻をしのいで勝利。サットン氏の予想通り、2-1でW杯優勝候補相手に金星を挙げたのだ。

 そんなサットン氏はキックオフ直前に「前田大然がドイツ戦でスタメン。彼には頑張ってもらいたいね」とツイート。セルティックの後輩にエールを送る一方で「多くのセルティックサポーターは首をかしげている。なぜ古橋亨梧と旗手怜央が日本代表に選ばれなかったのか疑問に感じているはずだ」と、森保一監督のメンバー選考に疑問を投げかけていた。

 なお前田大然は今月19日、英紙『ヘラルド』のインタビューを通じて「古橋亨梧や旗手怜央がワールドカップに行けないことが残念ですね。彼らの分までカタールで頑張りますよ」と意気込みを語っていた。ドイツ戦での劇的勝利により、コスタリカ戦やスペイン戦における前田大然の活躍がより一層期待される。