スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正(27)は、かつてFW田川亨介(23)とともにポルトガル1部CDサンタ・クララでともにプレー。両選手のCDサンタ・クララ移籍を実現させた人物は、今年7月に元アビスパ福岡所属選手であるMF邦本宜裕(25)のカーサ・ピアAC移籍を手掛けているが、今後も日本人選手の獲得に動く可能性を示唆した。16日、ポルトガルメディア『PortuGOAL』が伝えている。

 守田英正は昨年1月に川崎フロンターレからCDサンタ・クララへ完全移籍。海外挑戦1年目から主力選手として活躍すると、今年7月にCDサンタ・クララからスポルティングCPへ完全移籍している。

 また田川亨介は今年1月にFC東京からCDサンタ・クララへレンタル移籍。今季は開幕から4試合つづけて先発出場していたが、結果を残せずベンチ要員に降格。それでも今月8日のスポルティングCP戦では試合終了間際に今季初ゴールをマークしていた。

 そんな守田英正と田川亨介の海外挑戦を実現させた人物は、現在カーサ・ピアACのスポーツディレクター(SD)を務めるディオゴ・ボア・アルマ氏だ。同氏はCDサンタ・クララ退団後にカーサ・ピアACのフロントに入閣。今年7月に邦本宜裕の獲得に成功するなど、日本人選手と関わりが強い。

 そのアルマ氏は『PortuGOAL』のインタビューに対応。Jリーガーへの関心や日本サッカー関係者とのコンタクトの有無を聞かれると「私は日本のマーケットを気に入っており、スカウティング部門とともに動向を追っている。日本市場のクオリティは高く、我々も関心を寄せている」と、カーサ・ピアACがさらなる日本人選手の獲得に動く可能性を認めている。

 くわえて「(日本人選手では)欧州でプレーするという夢を叶えるために、経済的な負担を覚悟の上で移籍を望んでいる選手もいる。それに日本人選手は非常にプロフェッショナルで、ピッチの中でも外でも自分の仕事に集中する」

 「彼らは規律正しく、自分の職業を生きているんだ。こうした日本人選手の性格やクオリティには、(ポルトガル国内の)監督も喜んでいる」と、日本人選手のメンタリティを絶賛。ポルトガルの環境に適用する能力が高いと見解を示した。