明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属のFW大迫勇也(32)は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表落選の可能性が取りざたされている。しかしカタールW杯初戦の対戦国であるドイツでは、同選手に対する警戒感が高まっているようだ。17日、ドイツ誌『シュテルン』が伝えている。
大迫勇也は2014年のブラジルW杯から2大会つづけて出場。カタールW杯アジア最終予選でも10試合中8試合に先発出場するなど、絶対的ストライカーとして日本代表をけん引していた。
ただ今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022ではコンディション不良により招集されず、先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2022でもメンバー外に。カタールW杯代表入りが微妙という声が上がっているほか、イギリスメディア『Squawka』は同選手を落選候補と予想している。
そんな中『シュテルン』は「ベルダー・ブレーメンを去った後、大迫勇也は日本でトップレベルの選手へ成長」と見出しをうち、大迫勇也に関する特集記事を掲載。
「2020/21シーズンにブレーメンがドイツ2部へ降格すると、大迫勇也ものフォームカーブも下降線をたどった。彼は(2020/21シーズンに)ゴールを挙げることなく、母国へのフリー移籍が決まった」
「だが彼はヴィッセル神戸加入後、Jリーグにおけるトップパフォーマーであり続けている。アンドレス・イニエスタとともにプレーしており、44試合の出場で24ゴールに直接関与している(17ゴール7アシスト)」とJリーグ復帰後のパフォーマンスを紹介している。
さらに『シュテルン』は「大迫勇也はカタールW杯日本代表候補のひとりだ」と綴り、グループリーグ初戦のドイツ戦で出場の可能性があると予想した。
なお大迫勇也は8月22日のAFCチャンピオンズリーグ準々決勝・全北現代から5試合つづけて欠場。先月18日のJ1リーグ第30節・ガンバ大阪戦で復帰して2ゴールを挙げると、今月12日の第27節・湘南ベルマーレ戦でも決勝ゴールをあげている。