現地10月17日、AFC(アジア・サッカー連盟)は理事会を開催し、2023年に行なわれるアジアカップの開催地がカタールに決定したと伝えた。
当初開催地は2019年6月に中国に決まっていたが、新型コロナウイルスの国内情勢を鑑みて中国側は2022年5月に開催権を返上。AFCはあらためて候補国を募り、カタール、韓国、インドネシアの3国が名乗りを上げていた。そして今回、11月20日開幕のワールドカップに続いて、カタールがビッグトーナメントのホスト国に決定したのだ。
前回2019年大会は西アジアのUAEで開催されており、今回は東アジアでの開催が前提とされていた。中国と韓国の一騎打ちになると目されたが、韓国は締め切り目前になって「2023女子ワールドカップ招致」との二足の草鞋が厳しいと判断し、エントリーを辞退。中国が自動的に開催権を得た流れがあった。
あらためて1960年大会以来となる2度目のアジアカップ開催を目ざした韓国。かなり自信を深めていたようだが、短い準備期間で体制を整えるためには、やはりワールドカップの準備を進めてきたカタールがより開催地に最適と判断されたのだろう。
しかしながら、韓国メディア『文化日報』は「韓国が招致に失敗した。韓国は63年ぶり、カタールは12年ぶりなのに……」と皮肉を込めて次のようにレポートした。
「カタールの壁は高かったということだ。ワールドカップの施設をそのまま使える利点があるのは確かだが、やはり、オイルマネーによる攻勢で理事会メンバーを釣り上げたのが大きいだろう。韓国は過去一度の開催のみ。かたやカタールは1988年、2011年に続く3度目である」
本大会の出場24か国はすでに出揃っており、日本は韓国、カタール、イラン、サウジアラビア、オーストラリアとともにポット1入りが濃厚。大会は来年6月から7月にかけて開催される予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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