セルティックはFIFAワールドカップ・カタール大会日本代表候補のFW古橋享梧(27)やFW前田大然(24)、MF旗手怜央(24)、それにMF井手口陽介(26)と日本人4選手を抱えている。また今年6月には、清水エスパルス所属のU21日本代表MF松岡大起(21)やFW鈴木唯人(20)の獲得も噂された。そんな中、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が来年1月の補強計画に言及している。18日、英紙『ヘラルド』が指揮官の言葉を伝えた。

 セルティックは昨年6月に横浜F・マリノスからポステコグルー監督を引き抜くと、翌月にはヴィッセル神戸から古橋亨梧を獲得。さらに昨年末に日本人3選手の獲得で注目を集めると、古橋亨梧や前田大然、旗手怜央らの活躍もありリーグ優勝を成し遂げていた。

 そのセルティックは、今季ここまでリーグ戦で9勝1敗と首位。一方UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージでは4試合で1分3敗と、すでに決勝トーナメント進出の可能性が消滅。古橋亨梧や前田大然ら攻撃陣の決定力不足が批判対象となっていた。

 ポステコグルー監督は先月下旬、英紙『デイリーレコード』のインタビューに応じた際「(来年1月の補強について)すでに計画を立てており、このクラブに必要な獲得候補を特定している」とコメントを残していた。

 すると指揮官は18日の記者会見で補強計画の質問に対して「1月の計画は順調に進んでいる。今年1月に関しては、早い時期に選手を獲得したことが我々にとって本当に有益だった。来年についても同じようなことをしなければならないと思っている」と回答。

 具体的なターゲットを聞かれると「日本やアジアの市場は私が熟知している市場のひとつであり、まだ価値があると思っている。(日本やアジアの選手たちが)我々の活動にどうフィットするかも把握している。南米の市場も視野に入れている」とJリーガー獲得の可能性があることを匂わせた。

 なおセルティックの専門サイト『The Celtic Bhoys』はポステコグルー監督のコメントをうけて「ポステコグルー監督の就任以降、セルティックが特によく行っていることのひとつは、世界中の才能を探すことだ。もし元横浜F・マリノス監督のポステコグルーを招へいしていなかったら、日本人選手を4人も獲得していなかっただろう」

 「また、ここ数年の移籍市場でセルティックが最も印象的だったのは、その効率性と取引の早さだった。ここ数年間、セルティックは重要な選手を逃すという評判があったが、それはもう過去のことのように思える」と綴り、移籍市場における指揮官の功績を称えている。