チェルシーは18日、同クラブ所属のフランス代表MFエンゴロ・カンテの負傷状況についてクラブ公式サイトで発表した。

 2016年の加入以来、チェルシーの中盤の主軸として活躍しているカンテ。今シーズンも8月6日に行われたエヴァートンとのプレミアリーグ開幕戦にフル出場し、続く第2節トッテナム戦にも先発出場を果たした。しかし、その試合でハムストリングを負傷し84分に途中交代。以降は戦線離脱が続いている。

 9月末からは一部トレーニングに合流し、戦線復帰に向けた準備を進めていたカンテだが、トレーニング中にハムストリングを再負傷。同選手のその後の状態に注目が集まっていた。

 今回の発表によると、カンテはクラブのメディカル部門と専門医との話し合いの結果、負傷箇所であるハムストリングの手術を受けることを決断したという。手術は無事成功したことも併せて発表されている。なお、同選手は今後4カ月程度の離脱を余儀なくされる見込みだという。

 フランス代表でも主軸として活躍しているカンテ。来月中旬に開幕を迎えるFIFAワールドカップカタール2022への出場も期待されていたが、今回の負傷により同大会を欠場することが決定的となった。

 カンテの戦線復帰は早くても来年2月頃になる見込みで、2022-23シーズンの前半戦を棒に振ることも確実に。同選手の離脱は今回のワールドカップで大会連覇を狙うフランス代表だけでなく、グレアム・ポッター新監督のもとでタイトル獲得を目指すチェルシーにとっても大きな痛手となることは間違い無いだろう。