【プレミアリーグ】ブライトン0-0ノッティンガム・フォレスト(日本時間10月19日/アメックス・スタジアム)
まるで、あの世界的名画を思い出させるような表情だった──。ゴールライン際でドリブルを仕掛けたコートジボワール代表DFオーリエ。しかしこのチャレンジが失敗に終わると、思わず頭を抱え、天を仰いだ。その時の表情がノルウェーの画家、エドヴァルド・ムンクによる“叫び”のようだった。
この試合前の時点で、最下位に沈んでいたノッティンガム・フォレスト。チームに勝ち点3をもたらすべく、今シーズン22人目の新加入選手として期待されていたのが、トッテナムやパリ・サンジェルマンなどでプレー経験がある攻撃的サイドバックのオーリエだった。
チャンスは44分に訪れた。オーリエは、右奥へのスルーパスに反応。サイドを駆け上がると、イングランドDFウェブスターとの一対一を作り出した。相手ディフェンダーが足を出してきたタイミングで、オーリエはうまくボールを転がして股を抜く。先制点のチャンスかと思われたが、ボールはそのままラインを割ってしまい、ゴールキックとなった。
痛恨のミスをした悔しさのあまりに両手で頭を覆うと、その姿はまるでムンクの代表作である“叫び”のようだった。さらにオーリエの“叫び”は、舌を思い切り出しており、実物よりもすさまじい形相をしていた。
その後もゴールが生まれることはなかったが、ノッティンガム・フォレストは69分までプレーしたオーリエの働きもあり、無失点で試合は終了。引き分けたことで勝ち点1を獲得し、順位を一つ上げた。
(ABEMA/プレミアリーグ)