現在スコティッシュ・プレミアシップのセルティックでエースとして活躍している古橋亨梧。
イングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスも獲得に動いていると伝えられており、欧州全土での注目度も高まっている。
そんな彼であるが、昨年末に行われたFIFAワールドカップ・カタール2022ではなんと日本代表のメンバーから外れてしまい、大きな驚きを与えた。
今回『Daily Record』のインタビューで彼はその際のエピソードについて答えており、「みんなのプレーを見て刺激を受けた」と語っているようだ。
古橋亨梧
「このクラブでできるだけ成功したい。僕の焦点は、最大限の成功を収めることができるよう、セルティックだけに集中することにある。
チームとして、ここでできるだけ多くのタイトルを獲得したい。個人的な目標として、今季は30ゴールを決めたいと思っている。
もちろん将来何が起こるかはわからない。だからできる限りのゴールを決めて、チームの勝利に貢献したい。
間違いなく自分はまだ素晴らしい選手ではないので、自分の試合を改善し続ける必要がある。
例えば自分のポジショニング、パスを出すタイミング、フィニッシュでさらなる変化をつけられるかどうか。
これらすべてのことを試合の中で実行できるように、トレーニングで取り組み続けているよ。可能な限り最高な試合がしたい。
いつも支えてくれる素晴らしい仲間やスタッフ、ファンがいることにとても感謝している。応援してくれるファン、信頼してくれるコーチ、献身的にボールを奪い、素晴らしいパスをくれるチームメイトに。
勝利に貢献するために、ゴールを決めたり、ボールのないところでもしっかり走ることで、みんなの信頼に答えたい。
ワールドカップのメンバーから外れたあと、すぐに考えを変えて、レアル・マドリー相手のチャンピオンズリーグの試合に集中した。ただ自分の思うようなプレーができず、チームの助けになれなかった。
でもその時、チームメイトが僕を再び高めてくれるように励ましてくれた。とても嬉しかった。
だから試合に勝つためだけではなく、チームメイト全員が笑顔になれるように、よりよい結果を出して、多くのゴールを決めようと決意したんだ。
ワールドカップでは、日本代表チームのファイティングスピリットに大きな刺激を受けた。みんな僕と一緒にプレーしたことがある選手だったから、昔見ていたものとは少し違う感覚だった。
それを見て、もっと自分の技術を上げたい、プレーのクオリティを上げたいと思った。今、僕の成長曲線はいい方向に進んでいるよ。
ヴィッセル神戸には多くの優れた選手がいた。アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャ、酒井高徳や山口蛍のような選手たちと一緒にプレーすることは、素晴らしい経験だった。
試合のインテンシティやクオリティ、さらにあらゆる試合で勝ちたいという大きな情熱。それらを学ぶことができたし、それを今僕も示すことができると思う。そしてもっと成長し続けたい。
多くの日本人選手がそれぞれのクラブで重要な役割を果たしているから、日本で人気があるブンデスリーガも見ているよ。
多くの日本人選手が海外で成功することは、国内でプレーしているすべての人々、特に子どもたちにとって刺激になると思う」
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ワールドカップでの落選を聞いた後はさすがに少し調子を落としてしまったものの、その後周囲の励ましを受けて、改めてチームのためにプレーする気持ちを高めたという。
しかも自分が出ていないワールドカップを観戦し、そこで成長するための刺激をもらった…とのこと。人間性の素晴らしさが感じられる言葉である。