VfBシュツットガルト所属のDF伊藤洋輝(23)は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入りが予想されている。そんな伊藤洋輝はVfBシュツットガルトでレギュラーに定着していたが、監督交代によりポジション争いに巻き込まれているようだ。

 伊藤洋輝は昨年6月、ジュビロ磐田からVfBシュツットガルトへ移籍。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督から高評価を受けると、海外挑戦1年目から3バックの一角でレギュラーに定着。今季もブンデスリーガ開幕から8試合つづけてフル出場している。

 ただ今月9日の第9節・ウニオン・ベルリン戦では、右ふくらはぎを痛めたことにより後半途中で交代。VfBシュツットガルトは成績不振によりマタラッツォ監督を解任している。

 同選手は15日の第10節・VfLボーフム戦で4バックシステムが採用される中、今季初めて後半途中から出場。19日のDFBポカール2回戦・アルミニア・ビーレフェルト戦では3バックの一角でフル出場している。

 そんな中ドイツメディア『Ligainsider』は、体調不良によりビーレフェルト戦を欠場したDFダン=アクセル・ザガドゥ(23)に言及。ザガドゥが20日のトレーニングから復帰したことを伝えた上で「15日のVfLボーフム戦では伊藤洋輝ではなくザガドゥが先発メンバーに名を連ね、シュツットガルトは今季ブンデスリーガ初勝利を収めている」

 「ただその前までは伊藤洋輝がレギュラーに定着していた。左のセンターバックを巡って、どのような競争が展開される楽しみだ」と言及。監督解任により伊藤洋輝のレギュラーポジションが脅かされている現状を伝えている。

 なお伊藤洋輝は今年6月2日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦で日本代表デビュー。森保一監督へのアピールに成功すると、先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合でもプレー。好パフォーマンスを発揮し、カタールW杯メンバー入りへ近づいている。