シャルケ所属の日本代表DF吉田麻也(34)は、FIFAワールドカップ・カタール大会を前に低調なパフォーマンスを露呈。23日のブンデスリーガ第11節・ヘルタ・ベルリン戦を前に、再びドイツ国内メディアから批判を浴びている。

 シャルケは前節終了時点で勝ち点6の獲得にとどまっており、18クラブ中17位に低迷。今月18日のDFBポカール(ドイツ国内カップ戦)2回戦でもホッフェンハイム相手に1-5と敗北。公式戦5連敗を喫すると、フランク・クラマー監督の解任に踏み切っている。

 また吉田麻也は今季ここまで公式戦全試合で先発出場。ただ現地メディアから再三にわたり「ブンデスリーガで通用するスピードに欠けている」と指摘されると、ホッフェンハイム戦ではドイツメディア『RUHR24』から「6」(6段階評価で「1」が最高点)と最低評価を受けていた。

 そんな中、英メディア『90min』ドイツ版はヘルタ・ベルリン戦のスタメンを予想。吉田麻也が4バックの一角で先発出場するとしたものの「まわりが望む立ち位置には及んでいない」と、直近数試合のパフォーマンスを酷評。

 その上で「センターバックを多く欠いている現状により、この日本代表選手はプレーすることになる」と、DFセップ・ファン・デン・ベルフ(20)ら複数選手が負傷離脱している台所事情に触れている。

 なおクラマー監督の後任は22日時点で未定。シャルケはアシスタントコーチのマティアス・クロイツァー氏が暫定指揮を執る形でヘルタ・ベルリン戦に臨む。

 またシャルケは21日、センターバックを本職とするDFティモテー・コロジエチャク(31)の獲得を発表。コロジエチャクは昨季終了後にASサンテティエンヌを退団して無所属となっていたが、先週からテスト生としてシャルケの練習に参加していた。