清水エスパルス所属の日本代表GK権田修一(33)は22日、明治安田生命J1リーグ第31節のジュビロ磐田戦でフル出場。ジュビロ磐田所属DF森岡陸(23)に対する振る舞いが話題を呼んでいるほか、ジュビロ磐田所属FW杉本健勇(29)の権田修一に対する言動も注目を集めている。
権田修一は今月8日の川崎フロンターレ戦で負傷交代したものの、ジュビロ磐田とのダービーマッチで再び先発出場。試合終了間際まで無失点で凌いでいたが、1-0で迎えた後半アディショナルタイムの90+2分にFWジャーメイン良(27)のシュートから失点。清水エスパルスは1-1と、勝ち点2を落とす結果に終わった。
そんな権田修一は前半44分、コーナーキックのボールをペナルティエリア内で直接キャッチ。起き上がる際、正面に立っていた森岡陸の胸ぐらをつかんだほか、右手で振り払うような仕草を見せる。佐藤隆治主審は即座に笛を吹き、試合は一時中断する。
また一時中断直後に杉本健勇が権田修一に激しい口調で詰め寄ったが、DF立田悠悟(24)らが止めに入ってなだめた。その後、佐藤隆治主審は権田修一と森岡陸を呼んで注意。清水ボールで試合が再開された。
この権田修一のボールキャッチから試合再開までの断片的に切り取られたシーンは、瞬く間にツイッター上やYouTubeで拡散。「胸ぐら掴むのは良くない」、「これは権田修一が悪い」といった同選手への批判が噴出。「W杯メンバー入りしないで」、「これは日本代表GKか…」、「権田修一じゃなくてシュミット・ダニエルを正守護神に」という意見も上がっている。
ただ一方で「燃える闘志!さすが権田修一」、「ダービーだからこれくらいじゃないと」と同選手を擁護するコメントが寄せられているほか、「杉本健勇の振る舞いいいね」、「杉本健勇の怒る気持ち分かる」という声も上がっている。
なお権田修一は、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のほぼ全試合でフル出場。正守護神としての地位を確立しており、カタールW杯の日本代表メンバー入りも濃厚とみられている。