【プレミアリーグ】サウサンプトン1-1アーセナル(日本時間10月23日/セント・メリーズ・スタジアム)

 冷静沈着なプレーで相手のエースを封殺し、攻撃の芽を摘み取るクレバーな守備を見せる冨安健洋が相手選手との接触後に予期せぬ“珍事”に見舞われ大慌て。さらに敵地サポーターから半ばとばっちりの大ブーイングを浴びせられる一幕があり、視聴者からは「ケガかと思った」「ヒヤヒヤした」と安堵の声、さらには「トミーは悪くない」「ブーイングはちゃうやんw」など擁護の声が殺到した。

【映像】冨安を襲った「珍事」に大ブーイング

 プレミアリーグではリヴァプール戦、リーズ戦と2試合続けてフル出場中の冨安。この日も左サイドバックのポジションでスタメン出場を果たした。

 するとアーセナルが1点リードで迎えた32分に問題のシーンを迎える。ドロップボールで試合が再開すると、冨安はノルウェー代表MFエルユヌシの突破に冷静な対処を見せ、先に左足でボールに触ってこれを阻止した。

 しかしこの際、エルユヌシとの接触の際に踏まれたか、冨安のスパイクは脱げてしまった模様。後転して正座のような形になると、立ち上がりすぐさま副審にスパイクを指差して非常事態をアピール。試合を止めようとするも状況をうまく伝えられず…今度は主審に対しても同じようにアピール。するとようやく試合が中断された。

 冨安は立ったまま脱げた踵の部分を履き直そうとするが、なかなか収まってくれない。何度か試しても履けずに焦る冨安は、もう一度主審にアイコンタクトしてその場に座り、スパイクの紐を緩めた。

 この状況に反応したのがサウサンプトンのサポーター。追いかける状況のホームチームは、冨安の行為を時間稼ぎに思ったのか、一斉に大ブーイングを浴びせた。しかしそこは海外でのプレーが4年目を迎える冨安。敵地の大ブーイングを背にその後は動じることなく、自分のペースでスパイクの紐を結び直し、さらには近寄ってきた主審と軽くコミュニケーションをとる余裕さえ見せた。

 一連の出来事にABEMAの視聴者もすぐに反応。転倒直後の様子に対して「ケガかと思った」「まじでビビった」「ヒヤヒヤしたw」など安堵の声。一方では「トミーは悪くない」「ブーイングはちゃうやんw」と擁護の声。さらには「冨安ブーイングw」「めっちゃブーイング来てて草」「なんかかわいい」といった反響が殺到していた。

 その後アーセナルは後半に1点を奪われ、勝ち点2を落とす結果に。左サイドバックで先発出場した冨安は、試合途中で右サイドバックにポジションを移し、リーグ戦3試合連続のフル出場となった。(ABEMA/プレミアリーグ)