森保一監督率いる日本代表は、FIFAワールドカップ・カタール大会でスペイン代表と対戦する。スタッド・ランス所属FW伊東純也(29)は右サイドハーフでの先発起用が予想されているが、バルセロナ所属の有望株とマッチアップする可能性があるようだ。25日、スペインメディア『エスタディオ・デポルティーボ』が伝えている。

 スペインサッカー連盟(RFEF)は11月11日にカタールW杯に臨むスペイン代表メンバー26名の公式発表を予定。バルセロナ所属のMFセルヒオ・ブスケツ(34)やMFペドリ(19)などの選出が予想されている。

 そんな中『エスタディオ・デポルティーボ』の報道によると、ルイス・エンリケ監督はバルセロナ所属のDFアレハンドロ・バルデ(19)の招集を検討しているとのこと。バルセロナ下部組織出身の同選手は昨季トップチームでわずか7試合の出場だったが、今季は開幕から左サイドバックのレギュラーに定着。スペイン代表DFジョルディ・アルバ(33)をベンチへ追いやっている。

 また先月にはU21スペイン代表に招集されると、国際親善試合2戦でプレー。A代表の招集歴はないが、バルセロナでの活躍ぶりをうけてサプライズ枠としてカタールW杯のメンバーに名を連ねる可能性があるという。

 一方、日本代表の森保一監督は先月の国際親善試合で「4-2-3-1」のシステムを採用。右サイドハーフには伊東純也やSCフライブルク所属MF堂安律(24)を起用しており、両選手ともにカタールW杯のメンバー入りがほぼ確実とみられている。

 特に伊東純也はカタールW杯アジア最終予選で、持ち前のスピードと決定力をいかんなく発揮。森保一監督から個人能力での局面打開を期待されている。スペイン代表のエンリケ監督が伊東純也への対策として、成長著しいバルデを抜てきするか注目が集まる。