アストン・ヴィラに所属するフランス代表MFブバカル・カマラは、負傷が急回復をみせ、復帰に向けたトレーニングを開始したようだ。25日、フランス紙『レキップ』が報じている。
今季マルセイユからアストン・ヴィラに加入すると、プレミアリーグでは開幕から7試合連続でスタメン出場を果たし、主軸としてプレーしていたカマラ。しかし、9月16日のサウサンプトン戦で右ヒザじん帯損傷のケガを負うと、11月に開幕を控えるFIFAワールドカップカタール2022への出場も絶望的なものと報じられていた。
しかし、ここ数週間はドバイにあるFIFAメディカルセンターで集中的な治療を受けていたカマラは、急速な回復に成功した模様。ついにピッチでのランニングと個別のトレーニングセッションを開始したという。報道によると、早ければ11月6日に控えるマンチェスター・Uへの出場も期待できるとされ、この試合でウナイ・エメリ体制の初陣を迎えるアストン・ヴィラにとって嬉しいニュースとなった。
また、W杯を控えるフランス代表にとっても大きな朗報と言えるだろう。今年6月のUEFAネーションズリーグでA代表デビューしたカマラは、同月に行われた3試合すべてに出場。9月シリーズにも招集を受けており、最終的にはケガで辞退したものの、戦力としての信頼を得ているようだ。“レ・ブルー”の中盤では、エンゴロ・カンテの負傷欠場が濃厚となり、ポール・ポグバも復帰が微妙な状態。ディディエ・デシャン監督にとってカマラの復帰は心強い知らせとなりそうだ。