ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の日本代表MF三笘薫(25)は、今月中旬のリーグ戦で右足首を負傷したものの、FIFAワールドカップ・カタール大会までの復帰が濃厚とみられている。そんな三笘薫がプレミアリーグ挑戦でつかんだ手応えや、川崎フロンターレ在籍時とのレベルの違いについて語った。26日、イギリス・ブライトンアンドホーヴの地元メディア『サセックスワールド』が同選手の言葉を伝えている。
三笘薫は今年7月、今年7月、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)でのレンタル期間を終えてブライトンに復帰。グレアム・ポッター前監督やデ・ゼルビ現監督のもとスーパーサブとしての役割を任せられる中、限られた出場機会で本来のパフォーマンスを発揮していた。
しかし今月14日のプレミアリーグ第11節・ブレントフォード戦で後半キックオフから出場したものの、わずか数分後に相手選手とのコンタクトプレーで右足首を負傷。松葉づえ姿で試合会場を後にしたことからカタールW杯欠場の可能性が心配されていたが、クラブスタッフからW杯前の復帰が可能であることを伝えられたという。
そんな三笘薫は今季ここまでの出来を聞かれると「(ユニオンSG在籍時と比べて)練習の強度もチームメイトの質もかなり高いので、自分自身かなり上達していると思いますね。プレミアリーグの強豪クラブとの試合でプレーすることで、明らかに自分が成長しているのを感じています。なので、今はできるだけ早くスタメンに入ることが重要だと思っています」とコメント。
「練習の激しさ、ボールの奪い合い、試合中の緊張感、(ポジション争いにおける)ライバルとの戦い…。選手もファンもそうなんですけど、みんな命がけでプレーしている感じです。ヨーロッパに来る前、川崎フロンターレで慣れ親しんできたこととは全然違いますね」と、メンタリティの違いにも言及している。
そしてユニオンSGでプレーしていた時との違いについては「試合におけるプレースピードという点では、ベルギーと似ているところもありますが、一番違うのは技術面におけるレベルですね。特に目立つのは、個々の選手のクオリティの高さです。ベルギーでは技術面のクオリティよりも、ゴールへ向かう時のスピードが大事でした」と、個人能力のさらなるレベルアップが重要との見解を示した。
なおブライトンが今月29日にプレミアリーグ第14節・チェルシー戦を控える中、『サセックスワールド』は「三笘薫にとってチェルシー戦は早すぎるかもしれない」と報道。チェルシー戦欠場が濃厚との見方を示している。