シント=トロイデンVV(STVV)所属のGKシュミット・ダニエル(30)は、清水エスパルス所属GK権田修一(33)とともにFIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入りがほぼ確実とみられている。そのシュミット・ダニエルは今月上旬から負傷離脱していたが、早ければ今月末にも復帰するようだ。26日、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が伝えている。
シュミット・ダニエルは今季もSTVVの正守護神として活躍。今年1月以降のカタールW杯アジア最終予選全試合でベンチ入りしたほか、6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022では2試合にフル出場。そして先月のキリンチャレンジカップ2022では権田修一の負傷をうけて2試合いずれもプレー。27日のエクアドル戦ではPKストップでアピールするとともに、0-0の引き分けに持ち込んでいた。
しかし『Het Belang van Limburg』が今月はじめに報じたところによると、同選手は筋肉損傷にもかかわらず今月8日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第11節・アントワープ戦でフル出場。コンディション悪化によりリーグ戦3試合でメンバー外となっていた。
そんな中『Het Belang van Limburg』は今月26日になって「シュミット・ダニエルが水曜日(26日)の練習に参加。足の状態にほとんど問題はないとみられ、今週末のリーグ戦に間に合うようだ」と報道。最速で今月29日の第14節・KVCウェステルロー戦で復帰するとの見解を示したのだ。
一方、日本代表の正守護神である権田修一は今月8日の川崎フロンターレ戦で先発出場したが、前半41分に日本代表DF谷口彰悟(31)とのコンタクトプレーで腰を負傷。それでも22日に行われたジュビロ磐田との静岡ダービーでフル出場している。
ただ静岡ダービーにおける権田修一のパフォーマンスや振る舞いに一部サポーターから批判の声が上がっているほか、カタールW杯直前で正守護神交代を求める意見も噴出。シュミット・ダニエルへの期待が高まっている。
カタールW杯開幕まで1カ月を切る中、シュミット・ダニエルがベルギー1部リーグで本来のパフォーマンスを発揮できるか注目が集まる。