サッカー日本代表はFIFAワールドカップカタールでラウンド16敗退という結果に終わった。それでも、グループリーグではドイツ代表やスペイン代表を撃破し、世界に衝撃を与えている。冬の移籍市場ではステップアップする選手も出てくるはずだ。そこで今回は、カタールW杯に臨んだ日本代表メンバーの市場価値をランキング形式で紹介する。(※市場価値は12月11日時点、『transfermarkt』を参照)
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20位:シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー)
生年月日:1992年2月3日(30歳)
市場価値:150万ユーロ(約1.8億円)
大会成績:出場なし
22/23リーグ戦成績:14試合15失点

 日本人GKで最も高い市場価値を持つのが30歳のシュミット・ダニエルとなった。カタールワールドカップでは出場機会を権田修一に譲る形となったが、所属するシント=トロイデンでは、そのパフォーマンスが高く評価されている。

 197cmという身長を活かしたハイボール処理、正確なビルドアップ能力など、現代的なGKとしての能力がハイレベルにあるGKだ。2019年夏にベルギーへ渡り、シント=トロイデンでの公式戦出場数は今季中に100試合を超えることが可能だ。欧州で実績を残す数少ない日本人GKである。

 緩やかではあるが、その活躍は市場価値へも反映されている。昨年6月は60万ユーロ(約7200万円)だったが、今年9月には120万ユーロ(約1.4億円)と倍増。さらに11月には30万ユーロ(約3600万円)アップしている。来年2月には31歳となるが、GKというポジションの性質上、まだまだ長きにわたって活躍が期待できることから、市場価値は今後も上がる可能性はある。

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