リーグ・アン第13節が30日に行われ、スタッド・ランスとスタッド・ブレストが対戦した。

 ここまで苦しい序盤戦を過ごしているスタッド・ランスは、第12節終了時点で2勝6分4敗という成績になっている。それでも、3試合連続ドローを経て迎えた前節のオセール戦では、伊東純也が終盤に決勝ゴールを挙げて7試合ぶりの白星を手にした。下位を脱出するためにも、今季初の連勝を狙う一戦だ。

 スタッド・ランスは前節からスターティングメンバーを1名変更。同試合が2試合におよぶ出場停止処分からの復帰戦となっていた伊東は2試合連続の先発出場となっている。

 試合は互いに決め手を欠いて、スコアレスのまま時間が経過する。スタッド・ランスはカウンターをメインに先制点を狙い、右サイドで出場した伊東のスピードが活きる場面もあったが、ゴールを脅かすまでには至らない。前半はこのまま終了した。

 後半に入っても試合の様相は変わらない。スタッド・ランスは77分、右サイドでボールを持った伊東のスルーパスにフォラリン・バログンが抜け出し、強引にシュートまで持ち込んだものの、枠を捉えることができない。90分にはカウンターの流れで再び“ホットライン”からチャンスを作り出す。自陣でボールを受けた伊東がスピードを上げて持ち運んでスルーパスを送ると、反応したバログンが左足で狙う。シュートはゴール左に外れた。

 最終的に試合はこのままタイムアップ。スタッド・ランスは連勝こそ逃したものの、リーグ・アン5戦負けなしとなっている。なお、伊東はフル出場を果たした。

 次節11月6日に行われ、スタッド・ランスはナントをホームに迎える。一方、スタッド・ブレストは敵地でニースと対戦予定だ。

【スコア】
スタッド・ブレスト 0-0 スタッド・ランス

【得点者】
なし