明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸は、これまで元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(37)や元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)など大物選手を獲得してきたが、ここにきてトルコ1部ガラタサライ所属のベルギー代表FWドリース・メルテンス(35)にオファーを提示しているようだ。31日、トルコメディア『Webaslan』が報じている。

 メルテンスは2013年7月から9シーズンにわたりナポリでプレーした後、今年8月にガラタサライへ加入。ガラタサライと1年の契約期間延長オプションを含む1年契約でサインを交わすと、今季はここまでリーグ戦10試合中8試合の先発出場で1ゴールをあげている。

 そんな中『Webaslan』は「今シーズンはじめにガラタサライへ電撃加入したばかりのドリース・メルテンスに、重要な展開があった」と報道。これによると、ヴィッセル神戸は2022/23シーズン終了後でのフリー獲得にむけて年俸300万ユーロ(約4億4000万円)の2年契約でオファーを提示したとのこと。ガラタサライ幹部の意向については「(契約期間延長の)オプションを行使せず、移籍を認めるだろう」と伝えている。

 くわえて、かつて2017年6月にポドルスキがガラタサライをヴィッセル神戸へ放出したことにも言及。「ガラタサライにとって、ヴィッセル神戸は完全に無関係なクラブではない。2017年にポドルスキの取引で移籍金260万ユーロ(当時約3億1000万円)を受け取っているからだ」と綴っている。

 メルテンスはベルギー代表で通算100試合以上に出場。2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会でプレーしたほか、2018年のロシアW杯では日本代表との直接対決でピッチに立っていた。

 さらに同選手は今年6月や9月のUEFAネーションズリーグでもプレー。FIFAワールドカップ・カタール大会のベルギー代表入りが有力視されている。J1残留を果たしたヴィッセル神戸が、再びJリーグ界に衝撃を与えるかもしれない。