日本サッカー協会(JFA)は1日、FIFAワールドカップ・カタール大会に臨む日本代表メンバー26名を公式発表。ヴィッセル神戸所属FW大迫勇也の落選が話題となる中、サッカー評論家のセルジオ越後氏が森保一監督による前線のメンバー選考に納得感を示している。
大迫勇也は2014年のブラジルW杯から2大会つづけて出場。カタールW杯アジア最終予選でも10試合中8試合に先発出場するなど、大舞台での経験を持つストライカーとして活躍してきた。
しかし今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022ではコンディション不良により招集されず、先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2022でもメンバー外に。イギリスメディア『Squawka』は大迫勇也を落選候補と予想していたが、森保一監督が同選手の名前を呼ぶことはなかった。
AbemaのカタールW杯発表会見中継に出演したセルジオ越後氏は、26名の年齢層や経験値について「守る選手の年齢が高くて、攻撃陣が若い。あとはW杯初出場の選手が多い。特に攻撃陣はそう」と分析している。
その上で大迫勇也が落選した理由を聞かれると「大迫勇也は復活して、ある程度長い時間プレーしていた。ヴィッセル神戸も彼の活躍で良くなった」と直近数試合における同選手のパフォーマンスを評価した上で「(大迫の落選は)戦術面での判断」とコメント。
「今回のメンバー選考から『守る意識が強くて、そこからカウンター』という戦術の形が見えてきた」と、森保一監督の意図をくみ取っている。
さらにセルジオ越後氏は「(大迫勇也の代わりとしては)上田綺世が入るか、それとも最初から前田大然で行くのか」と、大迫勇也に代わって前線1トップで起用される選手もあわせて予想した。