涙をのんだ仲間の思いも背負って戦う覚悟だ。

 浦和レッズの酒井宏樹は11月1日、カタール・ワールドカップの日本代表選出を受けて記者会見に出席。W杯に向けた決意を語った。

 2014年のブラジル大会、18年のロシア大会に続き3大会連続のW杯メンバー選出の酒井だが、発表の際には“初体験”をしたと明かす。

「僕は飛行機の中、移動中に発表されることが多く、今回が初めてリアルタイムで聞けたので、過去2大会より緊張した」
 
 また、大迫勇也(ヴィッセル神戸)や原口元気(ウニオン・ベルリン)らロシア大会を共に戦い、今回選ばれなかった選手への思いを聞かれると、正直な気持ちと決意を語った。

「かなり動揺した。名前は挙げられないが、ロシア大会など、ずっと長く一緒にやってきたメンバーと戦えず、すごく寂しさもある。ただ、その思いも背負って、しっかりと自分の中で責任感を持って戦わなければいけないという気持ちにもなり、大会後に良い報告ができればと思う」

 カタール大会に向けては、「1回目と同じくらい嬉しいし、常に初めての大会だと思って臨むようにしているので、また初々しい気持ちで臨みたい」と前を向いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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