大迫の名前は呼ばれず
日本代表は1日、FIFAワールドカップに挑むメンバー26人を発表した。森保ジャパンの得点源として期待されていた男は、まさかの選出外となっている。ヴィッセル神戸で結果を残す大迫勇也だ。
アジア最終予選でもゴールを決め、最前線からチームの起点となっていた大迫。ケガの影響もあり、代表から外れる機会も多かったが、復帰すると所属先の神戸でも存在感を発揮し、終盤戦の5連勝時にも3ゴールを決めて貢献する。チームの欠かせないエース候補として期待されていたことだろう。
また前回のロシア大会では第1戦のコロンビア戦で勝ち越しゴールを決める活躍を見せ、日本中を歓喜の渦に巻き込んだ。その経験も攻撃陣で若い選手が多いチームの大きな支えとなるはずだった。
しかし最終メンバーには選ばれず。ドイツやスペインといった格上の国相手に劣勢が予想される中で、浅野拓磨や前田大然など前線はよりスピードのある選手が選ばれた。また9月に行われたドイツ遠征ではエクアドル戦で上田綺世が前線から起点になってチームの攻撃を円滑化したことも一つあっただろうか。カタールの舞台でも大迫の得点を見られる機会はないようだ。