それぞれアピールを続けるも

11月に開幕するFIFAワールドカップに挑む日本代表のメンバーが発表され、GKは権田修一、川島永嗣、シュミット・ダニエルの3名が選ばれた。正GKとして大舞台のゴールマウスを守る男は誰になるのだろうか。

W杯のアジア予選で正GKとして活躍したのは権田だ。3次、最終予選を含めて15試合に出場しており、先発の候補といえるだろう。0-1で敗れた6月のブラジル戦でも好セーブを連発するなどアピールを続け、チームを支える男の一人だ。

ただ直前でインパクトを残したシュミットにも可能性はあるだろう。エクアドル戦に先発したシュミットは、劣勢の中でも好守を見せて失点を許さず。終盤に与えてしまったPKもセーブしてスコアレスに持ち込むなど、存在感を発揮。W杯アジア予選では出場がなかったシュミットだが、2010年の川島のような起用も期待したい。

そしてその2010年のW杯から歴代最多タイとなる4度目のW杯メンバーに選ばれた川島。実力は当然ながら過去のW杯での経験値は若い選手が多いチームにとって大きな力になるだろう。ピッチ内だけでなくピッチの外でも支えになる存在だ。

三者三様の個性を持った今大会のGKたち。ドイツやスペインといった強力な攻撃陣を擁する相手に誰を起用するか。森保一監督の采配に注目だ。